揺れる2021年、これ以上繰り返さない決意
2021年が始まって、もう1ヶ月と半月が経過しました。
新年、気持ち新たにまた動き出そうといったところに、1都3県の緊急事態宣言の要請がありましたね。
決まっていた1月のライブは、延期になりました。
今やSNSやニュースサイトで、公演の延期という事象があまりにも多すぎて、珍しさも何も感じなくなってしまったのですが、やる側からすればそれは大変大きな苦渋の決断です。
オリンピックは延期になりましたが、選手たちはその栄光ある刹那な時間のために、どれほどの時間と神経を割いて調整をし、心待ちにしたのかと思うと、あまりにも悔しくて悲しい思いに苛まれます。
僕たち表現者や、オリンピック選手のような自分の力を最大限に発揮することに喜びを感じている人間は、このようなご時世、どうやって生きればよいのでしょうか。
少なくとも、僕は「続ける」ことしか選べませんでした。
もちろん、オリンピックのように「選手生命」とくくられるようなリミットが遅かれ早かれ設定されてしまうような世界で、もはや「続ける」ことができなくなった人も多くいると思います。どれだけ悔しい思いをされたか、計り知れません。人によっては、命が絶たれる思いかもしれません。
幸い、僕たちは年齢制限がありません。医者が止めることも、そう多くはありません。
しかし、だからといって「休んで」しまうと、それで勢いが止まるのです。
勢いが止まるということは、ある意味「死」でもあるのです。
事実、自分は2020年、一度勢いが止まりました。
自分には、どうすることもできませんでした。ある意味、「死んだ」のです。
よし、やるぞ!と始めるこの世界ですが、途中で死んでしまってから、「よし、やるぞ!」という一番最初のエネルギーは出ません。そういうものです。
だからこそ、衝動は貴重なのです。直感は、大切にしないといけないのです。
一度止まってから「よし、やるぞ!」は、理由が必要なのです。
だから今年、僕は理由を立てて「よし、やるぞ!」を再燃させました。
その理由とは、「もう二度と止めないために」でした。
決意というのは、何度やってもいいのですが、何度もやるということは大変エネルギーが要ります。
初速の力を大事にしたい。
自分の昔作った曲を聴くと、初速の力を大いに感じます。
最近、また初速の力を取り戻した気がします。
ありがたいことに、3月からは幾らかライブもできそうです。
挨拶が遅くなりましたが、また一年どうぞよろしくお願いいたします。
モリタクロウ
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