如月 : 心の鬼 / 消えていかない不安の先にあったもの

昨年は頓挫した一ヶ月更新、また再開したいと思って、今またこのページに向き合っています。

さあて、どうなるかしら。


今は、noteの方で毎日詩を書いております。

投稿時間の関係で、140日連続で更新していた記録がリセットされてしまって少し気を落としたのですが、一応毎日更新しているということですぐに持ち直せました。

まずは、半年間毎日更新できれば、というのが目標。


でもこの目標というのも、あくまでゲーム的な目標で。

じゃあ、詩を書くことの本来の目的は?というのは

「アウトプットの習慣」

をつけることにあります。


アウトプットの習慣を身につけて、

・毎日生きていたことを客観的に振り返られる

・その時感じていたことが抽象的にわかる

・感じていることを言葉にするいい練習になる

というようなgood sideが生まれました。

デメリットはほとんどありません。

頓挫した時に軽く落ち込むくらいです。笑


なので、いくらかストックするのもありかなと思いつつ、続けることは決して「目的」ではないし、目的はあくまで「アウトプットの習慣」を身につけることなので、毎日生み出すことが大事だと思っています。

それでも、たまに言葉が溢れるタイミングがあるので、そういう時に書き溜めておくのは悪いことじゃないと思っています。インスピレーションの「便秘」って、きっと身体にも心にも良くない。


「きさらぎ」とタイプして変換しようとすると「鬼」という感じが出てきてびっくりしました。知識として全然知りませんでした。

節分の関係で、鬼と書いて「きさらぎ」と読ませるケースがあるようですね。

まるで二月が鬼門みたいな印象を受けます。笑


今月は自分の誕生月、だからと言って何かあるわけでもないのですが、現状は今年のレコーディングを見据えて曲を書いています。

人前では半年ほど歌っておらず、そろそろ再始動をするためにいろいろな方法でリハビリも同時進行。

この半年の間で自分の中で様々な変化があり、それに作曲がうまく追い付いていません。


先日節分がありましたが、個人的には心の中の鬼を半年かけて追い出したような気分です。

まだいくらか残っていますが、それは多分焦らずじっくり向き合う鬼たちなのかなと。


もう、本当にたくさんの鬼と向き合った日々でした。

思い返すと、いくつもの台風のような感情が交錯して、涙腺がすぐに壊れそうになる。

心の鬼と対峙した先にあったのは、文字通りの「修羅」でした。


けれど、一つだけ自覚 / 実感したことは、

「鬼は自分で生み出している」

ということ。


きっかけとなる出来事が自分の外で発生して、自分の気持ちが暗くなったとする。

これが鬼の誕生の瞬間だが、鬼はそこに集中しない限り、成長しない。

無視していれば、勝手に自立して、どこかへ行く。


そのことを、強く強く感じました。


たくさんの鬼を無意味にまともに相手にして、それが自分の周りにも影響を及ぼして。

情けないし、けれど自分でもどうしようもないしで、混乱・パニックに陥って。


でも、ただ「相手にしなければよかった」だけだったんです。


今後も、鬼が生まれるきっかけにはたくさん出会うでしょう。

でも、自分が取るべきスタンスは何も変わらない。

そう思うと、少しだけ勇気が湧いてきます。

無視したら、鬼がどこかへ行くことを体感 / 経験したので。

もう知っているんです。鬼退治の方法を。


それを知ることができたのが、この半年の、いや、2022年の最大の収穫でした。


鬼に遭遇したら、鬼に出会わない道に足を進める。

鬼に出会わない道というのは、私が私らしくいられる;心から喜びを感じられる道。

それは、あなたに感謝することかもしれないし、大好きな歌をいつまでも歌うことかもしれない。

もしくは、鬼さんと友達になる方法を探すことかもしれない。

ケースバイケースです。

その道は、ごちゃごちゃした頭を一度鎮めるところから始めます。


部屋にいるなら、目を閉じて、空調の音に耳を傾けます。

ざわざわした考えが気になったら、意識的に空調の音に意識を戻します。

ゆっくり。落ち着いて。

5分でも、1分でも。

それをひたすら繰り返す。

そしたら、問題から「物理的に」距離を取ることができる。

今、自分は何をしたいかがわかるようになる。

それが、鬼に出会わない道をえらぶ最初の一歩です。



全く違う道に見えても、結果的にきちんと乗り越えられる。

勇気を出して、少しずつ足を進める。

そうやって、僕の2023年は始まりました。


早く、皆さんにお会いしたいです。

でもできるなら、焦った形ではなくて、落ち着いた形で。


僕は生きています。

みなさんも生きています。

それだけで、この世界に生まれてよかったと、今では思います。


出会ってくださってありがとうございます。

出会いの記憶が、次のアクションを生み出してくれます。

出会いの感情が、私の意識を大きく拡大してくれます。

これからの出会いに、新たな希望を感じることができます。


素直に。自分に対して、がっかりしたり虚勢を張ったりしない。

謙虚に。ここに在るものが有難いことであることを忘れずに。

喜びを。いい気分を感じるために、きっと今を生きている。


「鬼は自分で生み出している」

「全てのものにこだわって、全てのものを手放す」

それらを、忘れないようにしたいと思います。

明日の私のために。

そして、明日のあなたが平穏で美しくいられますように。


2023.2.7 モリタクロウ

Takuro Mori Official Website

シンガーソングライター、モリタクロウのオフィシャルサイトです。 I'm a singer, songwriter in Japan.

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